2025年12月3日水曜日

無罪性という名の、静かな盾。|奇跡のコース(ACIM)Lesson 337

朝の空気がまだひんやりしているうちに、今日のレッスンを開いた。

Lesson 337 ――「僕の無罪性は、僕をあらゆる害から守ってくれる。」
その一文は、胸の奥に静かで温かい灯りをともすようだった。

“無罪性”という言葉は、どこか神学的に聞こえるけれど、今日の僕にはとても個人的な響きを持って届いた。
長いあいだ、僕は「自分には欠けているところがある」と思い込んでいた。
その思い込みが、世界を少し怖くしたり、人の言葉を強く感じさせたり、不安を呼び込んでいたのかもしれない。

でもレッスンは言う。
僕は本質的に傷つけられない存在なのだ、と。
神はすでにすべてを整えていて、僕はただ“自分の本質”を受け入れればいいのだ、と。

「I need do nothing.」
自分で何かをしなくてもいい。
この一文は、肩に入りすぎていた力をふっと抜いてくれる。
ずっと守ろうとしていた“弱い僕”は、そもそも幻想だったのかもしれない。

今日、僕がするべきことはひとつだけ。
“守られていない自分”という勘違いをそっと手放し、
“完全に愛されている自分”を静かに受け入れること。

すると、世界の輪郭が柔らかく見え始める。
人の言葉も、出来事も、未来の選択も、僕を傷つける力を持っていないと分かってくる。

心の奥に、小さな光が灯る。
その光はゆっくりとこう語りかけてくる。

「あなたは安全だ。
あなたは愛だ。」

今日は、その声に静かに耳を澄ませて過ごしたい。


編集後記

Lesson 337 は、とても優しいレッスンだった。
読んでいるうちに、胸の奥の固い部分がゆっくり溶けていくのを感じた。
世界は僕を傷つける力を持っていない――
この感覚が、今日一日の呼吸をずいぶん軽くしてくれた。

また明日も、静けさの中でレッスンを開こうと思う。


今日も読んでくれてありがとう。
あゆむ 拝

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