2014年3月6日木曜日

自分を愛すること



今日は自分を愛することについて書きます。


「あなたは自分のことを愛していますか?」


こう聞かれて
「はい、私は自分を愛しています!」
と答えられる人は案外少ないかもしれません。

日本の風潮として「自分を愛しています!」なんてことは、なかなか言えない雰囲気がありますし、実際にそう公言する必要はないかもしれません。
でも自分の中でだけでもいいので

自分を愛する

ことは、すごく大切です。


自分を愛するということは、エゴでもなんでもなく、
自分を愛し大切にすることは、神さま(宇宙)が心から望んでいることです。

隣人愛は素晴らしいことだし、人への愛や奉仕も大事なことですが、

そもそもの前提として、自分を愛せない人が他人を心から愛することなど出来ません。

私たちの本質は愛そのものであり、この世に生まれてきたのも、〝愛〟を知り、〝愛〟そのものになることですが、そのすべての出発点は、

まず、自分を心から愛すること

です。

「わがままはいけません!」

とか、

「人には譲って親切にすることが美徳」

などと言われて僕たちは、ずっと育てられてきました。

もちろん他人の迷惑を省みないわがままは良くないし、人に親切にすることも美徳ではあります。

でも、すべての親は、先生たちは、あわせてこのセリフも言うべきでした。

「自分を大切にしなさい」

「自分を犠牲にしてはいけないよ」

「思ったとおりに生きていい」

「あなたはあなたのままでいい…」

と。


僕もそうでしたが、あまりにも多くの人が

自分を犠牲にして、自分を押し殺して生きています。

個人を意味するパーソナルの語源はペルソナ(仮面)ですが、僕たちは本当の自分の望みや、自分らしさを隠して、常に何者かを知らず演じて生きています。

男らしくありたい
女らしくありたい
強くありたい
成功者でありたい
人望を集めたい

人は様々な理想をもって生きますが、そういう理想を持つ事、それがすでに苦悩を生み出す原因となっています。

僕たちの人生において、すべてが理想通りに進み、実現するということは絶対にありえません。

人生には成功もあれば必ず失敗もあります。

それに生まれてくる家も容姿も性別ももちろん選べません。

理想に向かって努力することは悪いことではありませんが、すべてが上手く行くということはありえないので、理想をもてば、そこに理想と現実とのギャップが生まれ、失意や苦悩が生まれます。

よく、子供が親を殺すような事件で、医者の父が、息子に医者になることだけを期待し、教育を受けさせてきたが、息子は医学部の受験を何度も失敗して、その末に犯行にいたる…

というような事件がありますが、そういったものも、親の期待や自分の理想と現実とのギャップが生み出した苦悩が原因です。

それって本当に悲劇です。

それぞれが、あるがままで本当はいいんです。

「医者になって成功しないと幸せにはなれない…」

それは完全なる自我・エゴの思い込みです。

この世に生を受けた生命には、すべて意味があり、それぞれに違う使命を持っています。

何かを成し遂げるのは素晴らしいことですが、何も成し遂げなかったとしても、

存在しているだけで使命を果たしている人や生命があります。


容姿を変えることはできません。ある人にとっては、自分の容姿を愛せず、それが原因で悩み苦しむ場合もあるかもしれませんが、変えられないものを変えようと思う気持ちは、終わりのない苦しみを生みます。

それよりも自分の容姿も身長も性格も仕事も人間関係も、すべてを愛し、受け入れることで、苦悩のほとんどは消滅します。

そして、よりパワフルな人生を歩むことができます。

変えられないものを変えようとすることは無駄であり、苦悩を生みます。

変えられないものを受け入れる、あるがままを受け入れることで、苦悩は消え去ります。

そのためには、まずは自分を愛すること

堅苦しく考えずに、自分のダメなところであっても、

まあそれもよし!

というある種の開きなおりが大切です。


そして、自分の好きなことをする。

それは仕事であっても趣味であっても、自分の魂が本当に求めることを自分にさせてあげることが大切です。

生きるために、好きでもない仕事をしているなら、

生きるために好きでもない仕事をしている自分をまずは、受け入れ、認め、愛してあげてください。

そうすることではじめて、悩みは薄れていきます。
そしておもしろいことに、自分の次に進むべき道が見えてきたりします。


僕自身のことでいうと、容姿のことでも、仕事のことでも、自分の性格のことでも、深刻に悩んでいた時がありました。

でも、どこかの段階で、まあ自分は自分! と開き直ってから、人生はずいぶんと楽になりました。


自分の体験談として一つのエピソードを紹介します。

僕は結婚してから5回引っ越しましたが、オンボロのアパートに住んでいた時もありました。

寒かったし、ネズミが出たこともあったし、図鑑にのってないような気持ちわるい虫が枕元を走ったこともあったし、けっこう辛い面もあって、アパートに対して心の中で文句を言っていた時もあったのですが、どこかのタイミングで、「よし…このアパートを好きになろう! いいところを見つけよう!」と決意しました。

すると、そのアパートなりのいい面がたくさん見えてきたし、最終的には、すごくそのアパートを大好きになるまでになりました。

そして、以前は「早く引っ越したい!」と思っていたのに、最終的には「引っ越したくない!ずっとこのアパートでいい!」と思うようにすらなりました。

そして不思議なことですが、そのアパートを心から受け入れることが出来た時に、ちょうどタイミングよく近所の素敵なマンションに空き部屋が出て、夫婦で見に行ったら一発で気に入って、その場ですぐに契約して、あれよあれよという間に、一週間後には、そのアパートを出て、もっと快適で見晴らしのいい、マンションに引っ越すことができました。
そして、そのマンションに住んでいた1年間は最初から最後まで、そのマンションが大好きで感謝していたのですが、つい先日、もっと素敵な一軒家がみつかって、現在はマイホームに住んでいます。

つまりは、自分自身のことであれ、家や職場など自分を取り囲む環境のことであれ、

受け入れ、愛することで、苦悩はなくなり(苦悩が苦悩でなくなる)

よりよき道が開けてきます。

宇宙って本当によくできています。

不平・不満を思い、口にすれば、不平・不満をもっといいたくなるような現象や現実を引き寄せます。

受け入れ、愛し、感謝すれば、もっと感謝したい現象や現実が起こりはじめます。


あなたの現在が順風満帆であれば、その現実に感謝してください。

あなたの現在が苦難に満ちたものであっても、成長するためのチャンスをもらっていると解釈して、感謝してください。

そして、そんな中でもなんとかがんばっている自分を褒めて愛してください。

苦難につぶされて全くがんばれていないなら、がんばれていない自分をまずは受け入れ、そんな中でもやっとこさ生きている自分を認めて、褒めて、愛してあげてください。


あなたの愛が大きくなるだけ、より大きな愛が必ずあなたに帰ってきます。

まずは、自分を愛することからすべてがはじまります。



編集後記(日記)

僕の人生はすべてが順風満帆ではもちろんなかったし、ずいぶんといろんな体験をさせられました。

今現在も順風満帆というわけではないし、日々、いろんなことが起こって、心の浮き沈みも体験します。

でも、僕は神さまを信じているし、宇宙を信頼しています。

本当にそう思えるようになってからは、良い出会いや、良い現象が現実が増えてきました。

一見、悪いことに思えるようなことが起きたときでも、

この現象は何を意味しているんだろう?

僕に何を体験させ、教えてくれようとしているんだろう?

と、ある種の好奇心をもって受け入れ、体験することで、実は悪いと思っていた現象は、より良きことの伏線であった… ということを後になって知るようなことも増えてきました。

神や世界に不満を言うより、神や宇宙や世界に感謝して生きるほうが、ずっと楽だし、幸せだし、そして実際によりよいことが起こると今では確信しています。

PS
今日のテーマは「自分を愛すること」ですが、
これはエゴイスティックな自分さえよければ人はどうでもいい!
というような自己愛とはまた違います。
自分のあるがままを受け入れ愛し、
人のあるがままも受け入れ愛する
それが宇宙の意志にかなった、最もパワフルな生き方だと思います。

PS2
理想を持つことは素晴らしいことです。ただ理想に執着すると苦難の道を歩むことになります。
理想を持ちつつ、〝いまここ〟も愛することで、現在も未来も現実が素晴らしいものに変わってきます。


僕が今よんでいる本

ここ数日ずっとアジャシャンティさんの「大いなる恩寵に包まれて」をじっくりと読んでいます。1ページ毎に大きな発見があって「う〜ん…深い!」と、うなりっぱなしです。



悟っている人たちのブログが読めます。
 ↓


こちらのランキングもいい記事がいっぱいあります。
 ↓
精神世界ランキング 



このブログの過去記事・バックナンバーの一覧はこちら
  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  
 このブログの全記事・バックナンバーの一覧






1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

すてきなブログをありがとうございます☆☆☆