2013年の10月半ばに僕は、かつて経験したことのない、不安感に襲われました。
強烈な目眩、嘔吐、世界がぐわんぐわんと回っていました。
このまま僕の人生はどうなってしまうんだろう…
将来に対する絶望のようなものがありました。
当時ボクが思っていたこと、それは…
このうつ状態は一生治らないかもしれない…
というものでした。
うつ病は治る病気ですが、うつの患者からしたら、そんなポジティブな思考はできません。うつは治る! なんて思っていたら、うつにはならないだろうし、そう思えた時には、すでに治っているということが言えると思います。
僕は、当時、不安な状態でしたが、本だけは読むことが出来ました。
精神世界の本、それは悟りとか瞑想とかの本であったりですが、同時にうつ病に関する本もたくさん買って読みました。家からは出れなかったので、全部アマゾンで買ってました。
そして、うつ病は、薬を飲むことで治る、あるいは快方へと向かうということが書かれてました。
僕は、当時は、自分がうつ状態にある… ということは自覚していたものの、精神科などの病院には行きたくないと思ってました。
それは、やっぱり休んでいる状態とはいえ、職場のこともあって、
あいつは精神病院に通っている
とか
あいつはうつ病だ
という烙印を押されるのが怖かったからです。
ただ、僕は当時は職場をもっと長期で休みたい… と思ってました。
職場に行くのがすごくしんどくて、職場に向かおうとすると嘔吐をするような状態でした。
そんな時には、もう誰のブログかも忘れたけど、うつ病を克服した人の手記があって、その中に、職場を3ヶ月求職するのは、心苦しかったけど、結果的に、3か月休職したことで、うつ病が治った… ということが書かれていたのです。
そして、人生において3か月休むことは、悪いことではない。長い目で見たらそれは正解だったとも。
それで、僕は、うつ病の診断書がでたら、職場を休むことができるとの思いから、地元のメンタルクリニックを訪問しました。
初回は30分ぐらい、先生とお話をしました。
その結果、不安障害という診断がくだされ、1ヶ月の休職を命じる診断書が出されました。
僕は結果的に3か月間休職することになったのですが、この3か月のおかげで、気持ちが比較的ゆったりして、明らかに僕の状況は良くなってきました。
仕事を休んでいる… という後ろめたさは若干あったものの、大人になってはじめて与えられた休養の日々でした。
僕たちは、知らない間にストレスとか我慢とか、気疲れとかいろんなものを抱えています。
うつは、そういうストレスがパンパンになって、もう心が耐えられなくなったというSOSのサインだと思うのです。
なので、単純に心も身体も休める。
それだけで、うつや不安障害の症状はかなり緩和されると思います。
僕は薬も飲みました。
不安を緩和する薬と睡眠薬です。
結論から言うと、不安を緩和する薬は僕には全く効きませんでした。
結論から言うと、不安を緩和する薬は僕には全く効きませんでした。
でも、睡眠薬にはかなり助けられました。
睡眠薬を飲んで僕はわかったことがあります。
僕は本当に寝付きが悪かったんだなと。布団に入ってからずっと、あれやこれやと考え事をして、思考がぐるぐるまわって、不安を増幅していたんだなと。
これは、それまで自覚がなかったし、無意識でおこなっていたことですが、睡眠薬を飲んで、すぐに布団に入ると、暴力的なまでに一瞬で眠くなって、眠りに落ちるので、今までとの落差に気付くことになりました。
そして、ぐっすりと眠ることができると、気力体力が回復してくるのです。
あるいは、うつの大きな原因の一つは睡眠不足にあったのではないかと、今では思っています。
目覚めた人って、うつ病経験者が多いです。
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