2014年7月27日日曜日

葉っぱの声が聞こえたよ




なんだかあぶないタイトルですが、今日は昨日の夜に体験した少し不思議な話を書きます。(今日はさくっと短文です(^_^;))

以前からマラソンにチャレンジしたいとは思っていて…

(きっかけは3年ぐらい前に読んだ村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」を読んだことでした)


3年ぐらい前にアディダスのランニングシューズとウェアを買って、近所を走ったり、フィットネスジムのトレッドミルで走ってみたりしていたのですが、仕事がかなり忙しかったり、招来なまけものの僕は、マラソン挑戦はおろか、ランニングも結局三日坊主で、3にち走って3か月休む… 気が向いたらまた走る… みたいな感じでした。

そんな僕だったのですが、現在はコンスタントにランニングをしています。

ランニングが続いている理由としては…

①仕事を辞めてフリーになったので、走るための時間はいくらでもある…

②9月のハーフマラソン、11月のフルマラソンにエントリーしたので、大いなる目標がある。

③走っているとランニングハイになって気持ちがいい!

の三点です。

そのように好条件が重なって、また人生初のフルマラソンを完走したいので、現在はコンスタントにランニングをしています。

といっても、まだ一月前ぐらいに走りだしたので、長年の不摂生もあり、最初は1キロも走れなかったし、膝と腰はガクガクだし、ひどいものでしたが、トレーニングすれば身体は素直に反応してくれて、日々少しずつより早く、より長く走れるようになってきました。

昨日は、自分にとっては最長距離となる15キロを走ったんですが、その時にちょっとしたワンネス体験的な、おもしろいことがあったので、その件について書きます。


その時、葉っぱの声が…


今日は15キロ走るぞ! と、かなり気合を入れて走りだしました。

でも、最初から飛ばすと必ず失速するので、あくまでもマイペースで疲れないように走ろうとゆっくりペースで走ってました。

10キロまでは割に順調に走れていたのですが、10キロを過ぎたぐらいから急に膝が痛くなってくるし、太ももとふくらはぎも急に重たくなってきて、脚が前に進まないようになってきました。

また、呼吸もかなり苦しくなってきて、これは15キロは無理かな…

なんて、少し弱気になってきました。

その時僕は、自宅から少し離れた大きな公園のグランドをぐるぐると走っていたのですが、いよいよもう限界かも… 息もあがってきて苦しい… ああ…
と思いながら走ってました。

その時ふっと上を見上げると、大きな木のたくさんの葉っぱが月明かりに照らされて風に揺れていました。

その瞬間に一瞬身体の中を電流が流れたような気がしました。

自分にとっては、本当に衝撃的で、おどろいたのですが、

その葉っぱがずっと僕を見て応援してくれている…

ということに気がついたんです。


何か直接的な実際の葉っぱの声が聞こえたわけではありませんが、僕にはまるで葉っぱが

「がんばれ〜^^」

と言ってくれているような気がしました。

公園のグラウンドは周囲を木に囲まれていて、僕はその木々に沿うようにしてグルグルと走っているのですが、今まで木とか葉っぱに対してそんなことを感じたことは一度もなかったのに、この瞬間に公園を囲む木や葉っぱと心がつながったような感覚がありました。

僕はゼエゼエと呼吸もあらく走っているのですが、実際問題として、僕の橫にたつ樹木の葉っぱは、僕の吐き出す二酸化炭素を吸い、逆に新鮮な酸素をずっと供給してくれています。

理科で習っていた話しだし、あたり前の話なんですが、実際に生活している中でそんなあたり前の事実を実感したことは今まで一度もありませんでした。

でも、昨日の夜は、樹木の呼吸を感じることが出来ました。

彼ら(木や葉っぱ)も僕らと同じ命で、決してものはいいませんが、僕たちと全く同質のいのちであり、意識をもっています。

そして、もっというならば、彼らは決して不平不満を言うこともなく、生まれ落ちた場所で、精一杯に〝いまここ〟に生きています。悟っています。

生まれてはじめて、植物と気持ちが通じたような感覚がありました。

そう思った瞬間、今までただ苦しいだけで無意識にしていた呼吸ですが

不思議なことに

急に、吸い込む空気に香りを感じはじめました…

それは植物や樹木特有の緑の香りでした。

とても、新鮮でおいしい空気で、
僕は急に呼吸が楽になりました。


「ありがとう! 葉っぱさん(・∀・)」

と思いながら、元気が回復して、その後は勇気をもって、15キロを歩かずに最後まで走ることができました。

以前、ボブ・フィックスさんの瞑想セミナーに行った時に、喫煙所であった参加者の方が、「ずっと瞑想を続けていると、ワンネス意識が高まってきて、時々、木とか植物の気持ちがわかる時がある…」ということをいっていましたが、そういうことってあるんだなと思います。

いろんな科学の実験の話しや、スピリチュアル系の本に紹介されているエピソードなどを読んで、

植物にもココロはある… 

と信じていたし、理解してました。

でも、実感をもって体験的に理解できたのは、生まれてはじめてでした。


11月には人生初のフルマラソンを走ることになっています。

完走したいけど、何があるかわからないし、実は不安やプレッシャーのようなものもあります。

でも、きっとフルマラソンの日にも、コースの橫には木があると思います。

苦しくなった時には木に助けてもらいながら走れば、きっとフルマラソンも完走できるんじゃないかな(*^_^*) 

なんて風に思えるようになりました。

僕にとっては、ちょっと忘れられない素敵な夜でした。

星空もいつもよりキレイでした☆



編集後期

昨日15キロ走ったので、やっぱり今日は筋肉痛&腰痛です…_| ̄|○

でも、ランニングをはじめた頃は1キロ走っただけでももっとひどい筋肉痛でした。

それを思えば、40のあまやかされた肉体でしたが、トレーニングを重ねることで、確実に鍛えられているんだなとおもいます。

そして、肉体が強くなった分だけ、僕の精神も強くなっているように感じます。

PS
ランニングブログも書いてます

ランナーズ・ハイ



思わず走りだしたくなる本

僕を走らせることになった理由のほとんど全ては、この1冊の本にあります。

マラソンを走ることになったので、また読み返そうと、書棚を探したら、どこにもない…

前々回の引っ越しの際に、あろうことか、僕は自分のもっている本(300冊は軽くあった)を全てブックオフにもっていったことを忘れていた…

村上春樹さんは大好きだったので、小説もエッセイも全部もっていたのですが、まさか全部売っていたとは…
_| ̄|○

しょうがないので、またAMAZONでポチります。




この本、AMAZONのレビューが激アツです。

この本を読んで走りだした、マラソンに出た…という僕と同類な人の多さにびっくりしましたが、それぐらいこの本には人を走らせる… 思わず走りたくなる… ようなパワーがあるのだと思います。(*^_^*)




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