2014年2月7日金曜日

うつ病・パニック障害から脱出する方法



うつ病とパニック障害、あるいは不安障害から脱出する方法について今日は書きます。

このブログでも何度か書いてきましたが、僕は昨年の10月にうつ病(不安障害)を発症しました。

そして、そうなってから、いろんなことを思い出すと、僕は10年ほど前から時折、パニック障害を発症していたことも思い出しました。

僕がパニック障害あるいは不安障害といってもいいかもしれないけど、それらを発症させたのは、飛行機の中と電車の中と観覧車の中と外国滞在中でした。

乗り物などの密室空間はパニック障害を引き起こしやすく、実際問題として、パニック障害のために、乗り物に乗れない… という人たちもいます。

僕も昨年の秋、うつ状態が最も重かった頃、どうしても電車に乗らないといけない場面があったのですが、その時は、朝、家を出発する時に、嘔吐してしまいました。

必死の思いで駅まで行きましたが、切符を買っても、改札をくぐることができませんでした。

気持ちを落ち着けようと、駅の外の喫煙所に行って、30分ほど、気持ちを落ち着かせようとしました。

でも、気持ちは不安なままで、でも約束に間に合わなくなるので、必死の思いで、改札をくぐり、快速電車に乗り込みました。

でも、席についた瞬間、僕のパニック状態は頂点に達して、逃げ出したくなり、電車のドアが閉まる直前に、電車から飛び出しました。

駅の待合室で、パニックを必死でこらえながら、「快速電車は拘束時間が長いから、次の普通電車で行こう…」と、思いましたが、不安な思いは全く収まらず、その日は結局電車には乗れずに、そのまま家に帰りました。

電車にも乗れないなんて、いよいよ僕も焼きが回ってきたな…

もう、社会復帰できないかもな…

と、ひどく落ち込んだことを覚えています。

その当時は、車の運転も無理で、頭がぐるぐる回ってほんとうに苦しかったです。

そんな時に子供の手術があって、僕はどうしても車を運転しないといけない場面があったのですが、その時は本当に運転中ずっと冷や汗をかきながら、気絶しそうな気持ちを抑えながら、祈るような気持ちで必死に運転しました。

そのように、典型的なパニック障害・不安障害を持つ僕、その2つとも結局はうつ病のひとつの病名なのですが、僕はそういう状態だったんです。

でも、今の僕は普通に車を運転して、電車にも普通に乗れるようになりました。

それは、本当にありがたいことです。

なので、もし今あなたがパニック障害をもっていたり、不安障害をもっているとしても、僕がそうであったように、きっと克服できると思うので安心してください。

僕自身がパニック障害や不安障害を克服するために用いているメソッドを紹介します。

それは、
恐怖や不安の中にダイブする

という方法です。

このことはメンターに教えられたことでもあり、多くの精神世界の本にもかかれていることですが、恐怖や不安というのは、実は実態のない幻です。

恐怖も不安も実際には存在しません。それを作り出しているのは僕たちの自我です。

恐怖と不安は幻想です。

なので、恐怖や不安を感じた時は、それを恐れたり、逃げたりせずに、その恐怖や不安をただただじっと観察するのです。

恐怖の正体を見破るためには、その恐怖の中へとダイビングして、恐怖を味わいつくします。

そして、恐怖の底へと沈んでいきます。

恐怖を直視することは〝恐怖〟です。

なので、僕たちはそれを避けようとしますが、勇気を出して、恐怖を見つめ、恐怖の中に入ってみると、恐怖は消えていきます。

なぜなら、どれだけ恐怖の中に入っても、実際にはその恐怖は物理的にも心理的にも、僕たちに何ら悪影響を与えることはないからです。

恐怖は自分のエゴ・マインドが創りだした幻想であり、お化けです。

そこに実態はありません。

逃げれば恐怖は増幅しますが、味わいつくせば、幻想の力は弱まり、幻想が幻想に過ぎなかったことに気がつくことができます。

そして、

恐怖に勝つ最大の必勝法は

最悪、死んでもいい…

と達観することです。

最悪でも死ぬだけ…

こう、思えたら100パーセント無敵です。


全ての恐怖や不安の根源にあるもの。

それは〝死〟に対する恐れです。

事実、パニック障害を発症している最中には、心臓の動悸が激しくなり、呼吸が困難になり、このまま死ぬかもしれない… という恐怖で満たされます。

死んでしまう!

この恐怖がさらにパニックを増幅させます。


実は、僕は昨日、久しぶりにパニック障害に陥りかけました。

用事があって、電車ででかけたのですが、帰りの電車で、電車が出発直前だったため、改札口からずっと走って、長い階段を必死で人をかき分け、駆け上がり、電車の扉が閉まる直前にギリギリ滑りこむように電車に乗ることができました。

乗り込めたまでは良かったのですが、急激に全力疾走をしたためか、今までに経験したことのないような動悸の激しさを感じました。

そして呼吸困難になりそうなほどに、呼吸が苦しくなりました。

ドクドクと心臓が激しさを増し、呼吸はますます苦しくなって、心筋梗塞の一歩手前のような状況になっているのがわかりました。

僕はもしかしてこのまま倒れてしまうかもしれない…

という恐怖に包まれました。

今までの僕だったら、完全にパニックになっていたかもしれないし、本当に気を失って失神していたかもしれません。

でも、僕は今回のうつ病を克服してから、自分をコントロールする術を身につけていました。

僕はその時こう思いました。

もし、心筋梗塞でもなんでも、死ぬなら死ぬだろう…

別に死んでもかまわない…

でも、これは多分自分の恐怖がおおげさに焦らせているだけで、多分死なないだろう…

でも、最悪の場合であったとしても、ただ死ぬだけだ…

もう、あるがままにまかせよう…

そんな風に思いました。


5分ぐらいたつと、少しずつ動悸も納まり、心も冷静さを取り戻しました。

そのタイミングで前の人が席を立ったので、運良く座ることもできました。

そして、自分の駅を降りる時には、動悸も完全に納まり、心も平静でした。

ただ、今日死にそうになったことは、どういう意味があるのだろう?

ということを考えていました。

うつになってから、全く外出や運動をほとんどしていなかったので、僕の体力は完全に落ちていました。

そんな状態で全力疾走したから、こういうことになったんだなと思いました。

駅の階段を全力で駆け上がっただけで、心臓が止まりそうになるなんて、かっこ悪すぎると思いました。

これは、何か運動をしなさい。タバコをやめなさい。

というメッセージなのかな? とも思いました。

とにかく、僕は今までだったら完全にパニック症候群になっているところを、自分の意志で恐怖に飛び込む、生への執着を手放す(別に死んでも構わない…)ことで、パニック症候群を回避することができました。

パニック症候群を治すための、僕の結論は

最悪死んでもいい… と思えたら、
もうパニックにはならない

ということです。

もしあなたが、精神的なものにすでに目覚めているのであれば、この理屈はすんなり理解できると思います。

そういう素地がまだない場合には

死んでもいいなんて思えない!

と思っても当然だと思います。

僕はずっと信仰をしてきたので、死んだら神さまの元へ帰るだけ、
この世での使命が終わった時、その時に僕は死ぬ
だから、使命が残っている間は死ぬことはない

と、思っていました。そして「死ぬのは怖くない」と公言もしていました。
それでもパニック症候群とか不安障害になったのは、以前の僕は、深層心理では死を恐れていたのだと思います。

もちろん、今でも深層心理の奧では死を恐れているんだと思います。

でも、この世の仕組みへの理解が深まるに連れて、その恐れはどんどんと溶けて小さくなっていることもわかっています。

今日は、パニック症候群や不安障害に悩んでいる人のために、自分の克服方法を書きました。

スピリチュアルなものに全く関心のない人にとっては

??????

な話だったかもしれません。

でもね、うつとかパニック障害って本当につらい病気で、人生のどん底のような気分になります。

だけど、そういうどん底の状態を味わうことによって、はじめて、神とか精神性に目覚るというか、そういう世界の入口が開くのだと思います。

そういう精神世界に入るのは、それ自体が恐ろしいことのように感じる面もあると思います。
僕もスピリチュアルに傾きすぎている自分を、危ない方法に進んでいるのではないか?
もしかして、本当に頭がおかしくなってきているんじゃないか?

と心配したことが何度もありました。

でも、そういう心配を何度も繰り返し、それを乗り越えてきた今としては、ちゃんと現実のこの世界に足をつけて、生活のこと、収入のことも考えながら、まわりの人に感謝しながら、ちゃんと社会生活を送ることができています。

まあ、フリーランスなので、組織には属していませんけれども…

精神世界と物質世界は争いあう世界でもないし、僕たちの心は精神世界に、僕達の肉体は物質世界に所属しているもので、そういう両面をもっているのが人間なので、そのどちらの世界も大切にすることが大事なんだと思います。

スピリチュアルだけに傾くのはアンバランスです。

物質世界だけに傾くのもアンバランスです。

その両方のバランスを上手くとる人のことをマスターと呼ぶのだと思います。


今日も読んでくれてありがとうございました。^^


精神世界のことを学ぶ上で、欝や不安障害を克服する上で、一番やくにたった本は
「それは在る」です。
もし、あなたがうつ病やパニック障害、不安障害で本当に苦しんでいるなら、きっと救いになってくれる本です。




あと、僕は何度も津留晃一さんのメッセージ集を読んでいます。

読む度に理解が深まります。

津留晃一さんは、近年の日本では最も目覚めた、真に覚醒したマスターだと思います。


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3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私もパニック歴四年で、とにかく運転が怖くて仕方ないです。毎日動悸や息苦しさもあり、辛いです。
薬を服用すれば、私も恐怖から抜け出し、また運転できるようになりますでしょうか...

あゆむ さんのコメント...

匿名さま

下記質問についてですが…

私もパニック歴四年で、とにかく運転が怖くて仕方ないです。毎日動悸や息苦しさもあり、辛いです。
薬を服用すれば、私も恐怖から抜け出し、また運転できるようになりますでしょうか...

ちょっと長くなりそうなので、ブログの記事として回答させてもらいました。

7月17日の記事をご覧ください。

僕が運転できるようになったように、きっと匿名さんもできるようになります^^

あゆむ 拝

匿名 さんのコメント...

こんばんわ。
初めまして…
私は、パニック障害になって
2年になり引きこもりになって
一年くらいになります。
実は、火曜日に市役所へ
行かないといけないのですが
今から恐怖で仕方ありません…
因みに乗り物が怖くて
乗れません…
病院に行くだけでも
車の中でパニックになります…
なのに片道15分もの距離まで
車に乗らなきゃ行けなくて…
市役所の方は、私が
パニック障害の事を知ってます。
でも、体調悪くても来いと
言われまして…
何かいい方法があったら
教えてください。